ふわもふぐ先生の呟き

中学校教員の日常と授業ネタ

漢字テストはもっと楽になる!

どうも、ふわもふぐです。

 

今日は漢字テストについて考えてみようと思います。

皆さんは漢字テストをどのように実施されていますか?業者テストを使用されている方もいれば、自作派の方もいると思いますが、私は自作派です。

 

以前は、漢字練習シートと漢字テストをセットにしていたのですが、漢字テストで一番厄介なのって転記することじゃありません?

私は丸付けは気にならないのですが、転記が面倒でした。一回5問ずつ5点満点を名簿に転記して、学期末に集計して…って、すごく大変じゃありませんか?

 

だから、一回ずつ集計するのをやめました。

 

私はしばらく明治図書のワークを使っています。

国語のワークには既習・新出漢字をまとめてあるページが載っています。(小学校ならば、漢字の50問テストを使ってもいいと思います)

それを5個ずつ「明日はここだよ」と予告しておいて、次の日にテストするのですが、

 

【ここで楽ポイント!】

テスト用紙は縦5マス×横10マスのマス目(私はA4用紙を使います)にしておきます。厳密には縦の5マスの下に小計欄があると楽だと思います。私は縦列の1番上に日付書く欄も作っています。

テストは授業の最初の数分でやり、予告した漢字を順不同で読み上げていきます。熟語は熟語のまま、訓読みは送り仮名もつけて出題です。学年が小さかったり、聞こえづらい子がいる場合には、黒板に書いてあげてもいいと思います。でも、予告しているので聞き間違いも基本はないかと。テストが終わったら、次回の予告をします。

 

そして縦一列に5つの漢字が並んだ状態で集め、採点します。5点満点。この時点では転記しません。採点だけなら5分かからないくらいで採点できます。

次の日は、前日の隣の列に漢字を書かせます。これを10回繰り返すと、50点満点になります。ここで初めて転記します。足し算が面倒なので、私は毎回の小計の下に前回までの点+今回の点を計算しておきます。

これだと、転記するのは10回に一回でいいことになります。転記にかかる時間は5点満点でも50点満点でもそう変わりませんから、日常の業務を簡略化させることができます。

 

あとは10回が終わったら定期テストで確かめさせるとか、50問テストをやるとかして、定着を図っていけば良いです。

とにかく漢字は繰り返しが大切だと思っているのと、小さな積み重ねが大きなものになって成績に還っているんだということを子供たちに自覚してもらうためにこうしています。

 

5点満点で毎回4点の子と5点の子がいたら、子供たちは「一点違いだ」と言います。けれども、10回集めるとその差は10点分になります。それを実感させられたら、いい刺激になるかな、と思っています。

 

今日はここまで。読んでいただきありがとうございました。

次回は『読む力』をつけるにはどうしたらいいかを考えます。